トップページ > 米国研修体験記

米国研修体験記

USA notes

JCAではアメリカ・テキサスカイロ大学と提携し、アメリカでのカイロプラクティック研修を行っております。日本では学ぶことのできない知識の習得や、アメリカで実際に行われているカイロプラクティックの技術などを学ぶことができます。実際に米国研修に参加され、現在は講師として、多くのJCAカイロプラクターに指導を行う立場の先生方にアメリカで学び得た体験をお話いただきました。

case 1
 
米国研修におけるカイロプラクティックの有用性の実感
佐藤 美由貴 先生
米国研修では人体解剖実習・カイロプラクティック技術について学ぶことができます。

人体解剖実習では、献体(医学の発展のために死後に遺体を解剖学の実習に使用させていただく)をメスで切り、皮膚・脂肪・筋肉・神経・関節・骨を実際に見て触れることができます。
日本ではカイロプラクティックが民間療法であるため、解剖実習を行えず、人体構造の本などの、平面的なものでしか勉強できません。実際に人体を使用し、勉強することで、脂肪・筋肉・神経・骨・内臓の形や位置、硬さを深く理解できます。

技術においてはアメリカのカイロ技術をドクターより直接指導いただけます。実際にアメリカでも使用されているカイロプラクティック技術はもちろんのこと、患者様への対応、教育、説明、施術方法も非常に多く学び取ることができます。

実際に私自身、アメリカ研修へ行く前と後では、様々な対応に変化がありました。技術においては、矯正が難しい患者様の骨を正しく矯正できるようになりました。これは解剖実習で人体構造が明らかになった為、角度や、力加減など充分に理解したためです。また、患者様への対応についてですが、患者様の身体の歪みについての説明が理論的になりました。なぜ、今このお悩みが生じているのかを、患者様ご自身が納得いただけるよう、今までよりもわかりやすく説明できるようになりました。

米国研修は、様々なことが習得できますが、講師としても立場としても理論の説明が、より深くできるようになりました。講義で「実際に人間の体の中はこうなっていて、こんなで、だからこう」といった具体例を挙げて講義できるようになり、学ばれる方々への知識向上に役立てていると考えています。

JCAカイロプラクターであれば、カイロプラクティックの本場、アメリカで実際に多くのことが学べるチャンスがあります。そのチャンスを生かし、ご自身の技術および知識の向上、患者様へのお悩みにより対応できるようになります。チャンスを生かし、ぜひ米国研修に参加し、日本のカイロプラクティックの普及に努めて下さい。
case 2
 
米国研修での知識を生かし、
日本のカイロプラクティック教育水準の向上へ
下川原 正樹 先生
テキサスカイロ大学に設立されている、JCA Dr.Yasunori Iwama Educdtion Center の施設・設備は、米国にあるの数々のカイロ大学のなかでも、最も充実している設備のうちの一つであると評価されています。大学構内のクリニックの受付・カウンセリング治療室・リハビリルームなどのが非常に充実しており、アメリカにおけるカイロプラクティックの位置付けを垣間見ることができました。

解剖実習の前のに行われるレクチャーと講義に沿った解剖実習が分かりやすく、自身の知識としてすんなりと理解することができました。また、カイロテクニックや理論もアメリカで実際に使用されている方法を習得できたことや、JCAカイロプラクターとして日々学んできた技術を再確認できました。

米国研修では、JCA会長であるブラサードD.C.からカイロプラクティックを日本での普及に力を入れていく講義を受けました。患者様に質問されたり、お悩みの相談をいただいた時に、日ごろのヘルスケア・予防がいかに重要であるかを分かりやすく説明し、理解していただくことで、お悩みの改善につながる、といったお話も伺えました。

私自身、JCA講師として多くの会員の皆様の前で、お話しさせていただく立場ではありますが、アメリカでの研修は今後カイロプラクターとしての活動にプラスになること、また、日本では得られない学びができる機会を無駄にしてはいけないと、会員の皆さんへアメリカ研修への参加を呼びかけています。

カイロプラクティックの本場、アメリカ研修は民間資格である日本でカイロプラクティックを行う先生でも、参加して貴重な体験をすることを強く望みます。日本におけるカイロプラクティックの教育水準の向上は、アメリカ留学の有無で、大きな差が出ると考えています。患者様のお悩みにお答えすることができるカイロプラクターになるために、ぜひテキサスカイロ大学へ研修に参加し、日々の活動に励んでいただきたいと思います。